ヨーロッパ系統の家畜のウシの先祖 「種・動物・歴史」

オーロックス・かつてはユーラシア全体および北アフリカで見られたが、生息していた各地で開発による生息地の減少や食用などとしての乱獲、家畜化などによってオーロックスは消滅していった。

南アジアでは歴史時代の比較的早期に姿を消し、また、メソポタミアでもペルシア帝国が成立する時代には絶滅していたと見られる。北アフリカでも古代エジプトの終焉と同時期にやはり姿を消している。

中世にはすでに現在のフランス・ドイツ・ポーランドなどの森林にしか見られなくなっていた。

16世紀には各地にオーロックスの禁猟区ができたが、それは単に諸侯が自らが狩猟する分を確保するために設けたものでしかなかったため、獲物を獲り尽くすとともに閉鎖された。

最後に残ったのはポーランドはヤクトロフカ(Jaktorów)にある保護区であったが、そこでも密猟によってオーロックスの数は減り続け、1620年には最後の1頭となってしまった。


その1頭も1627年に死亡が確認され、オーロックスは絶滅した。
update:2009年10月01日